香港 Day9:プレゼンテーション by Tomoco

プレゼンテーションの朝。もちろん飲茶から始まりました。

油が多めの食事には、普洱茶がよく合う。飲茶なのだから、主役はお茶のほうだし。

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朝からこの豪華さ

歩く(毎日の移動とたまに行く登山)他には、ほとんどの運動神経を持ち合わせていない私。同じく(運動はしていると言い張っているけど)、「監督がカメラの前で演じることは決してない」と言うフェイ。“忍者タートルズ”(まさに!)のようなTS CREWと塚原さんと一緒に何をいったい“パフォーマンス”できるのか。阿児ちゃんは、運動神経がとてもいいし。

ただ、今回のクリエイション中、“パフォーム”することを心配したことはなかった。それは、即興で行う行為がすべて嘘がないから。それと、見られることに対するバリケードがないから。

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道中一番の難所 Photo courtesy of West Kowloon Cultural District Authority

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Photo courtesy of West Kowloon Cultural District Authority

今回のプレゼンテーションについて何から書いたらいいのか。まだ悩んでいるので、構造の話から。

タイトルをつけていないので、“プレゼンテーション”と呼ぶのですが、このプレゼンテーションで即興しているのは、思考のプロセス。思考も体の一部。これがプレイヤー全員に起きているとき、行為(パフォーマンス)が起こる。これ、本当は「ダンス」や「演劇」でも同じだと思うけれど、見えなくなっていることがよくよくあると思います。もちろん目指すものによって、その振れ幅や質はちがうものになると思うけれど。

この辺りの作業をかなり丁寧にやった8日間のクリエイションでありました。本当に遊びながら。それがやっぱり豊かな作業場でした。

 

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豆腐FACTORY阿児 Photo courtesy of West Kowloon Cultural District Authority

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Photo courtesy of West Kowloon Cultural District Authority

で、これからどうしますか、というのを明日話すわけなのですが、先に少し書いておくと、「これを上手になっても仕方がない」というのが次の壁としてあるのだし、トリッキーなものを積み上げていけば鼻につくようなものになる。だから、今ある振れ幅をもう少し丁寧に検討してみるところから始めてみたいな、というのが私の今の思い。いくつかの手つかずの要素についても、もう一度検討したいし、その中で新しいアイディアも絶対に出てくるし。まさに今回主催の西九文化區が “Creative Meeting Point: Hong Kong x Japan“というタイトルをつけているけれども、私たち6人がクリエイティブミーティングポイント。出会っているのは、香港人と日本人ではなく、6人のメンバーとTS CREWのすばらしい3人と、香港、宮古島のすべてのコーディネーターや関係者、お世話になった方々たくさん。まずは私たち6人がまた出会えるといいなぁ。。。

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火鍋、美味しかった

主催:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

平成30年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業