香港 Day5:プレイヤーズ by Tomoco

昨日食べた坪洲島海水豆腐は無事食あたりにはなりませんで少しホッとした朝でした。

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今日の朝ごはん。塩ゆでマカロニ。

朝9時、V54までスティーブのお迎え。そこから九龍側の北西・荃灣まで向かいます。目指すはボさんとスティーブのカンパニー”TS CREW”のスタジオ。もともと工場の多かったエリアで、多くのダンスカンパニーや劇団がスタジオを構えているエリアだそう。アクロバットやトリッキングを使いながらダンス作品をつくっている彼らのスタジオはとても感じがいい。自分たちの場所を持っているってやっぱり素敵なことだなぁ。

今日はTS CREWのメンバー シン、ソームズ、アランの3人が加わり、いよいよフィジカルなワーク、もとい、プレイ。

この作業の遊戯性の担保が今回のAIRの核心にある。その意味では、私たちは本当に贅沢な回り道をしてきたのだと思う。でも、その回り道があるからこそ、結論に飛びつかずに、恰好つけることなく、その行為に込められる意味が何かをもう一度読み直すことができている。一番いいのは、今日の“プレイ”を9人全員が本当に心から楽しんだこと。それが“プレイ”であることの最低条件であり、もっとも難しい条件でもあるのだと思います。プレイは、フィジカルを拡張し、複数のレイヤーを生み出します。

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TS CREWと塚原さん

ダンスの作品、もしくはダンサーとの協働作業を始めるとき、いつでも自分の役割が何であるかを考える。私はパフォーマーではないし、踊りも踊れない。しかも、今回はダンサー、振付家、パフォーマー、映画監督とそれぞれ違うプロフェッションのメンバーが集まっている。そこで私がすべきことは“READ”。ここにきてはっきりとわかる。“読み続ける”作業。体、関係性、エネルギー、オブジェクト、移動、行為、セノグラフィー、ことば。見えるもの、見えないもの、見えるかもしれないもの。それを全部読み込んでいく作業。読み、こわし、つくり、読み、こわし、つくり、のプロセスに入った5日目。

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GOOD PLAYERS!!!

明日は個人の作業日にして、日曜日の作業を確認。それまでに、まだまだやることがあります。

荃灣の近くに新しくオープンしたばかりのアートセンターThe Millsに寄り道して帰宅。夜ご飯、何食べようかな~。

主催:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

平成30年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業