香港 Day1:V54に入居 by Tomoco

明日から香港でのクリエイションがスタート。

早朝、自宅を出発して、雨の香港へ。

夕刻、滞在先のV54(Happy Valley)に到着。

1925年に建てられたアールデコ調の住宅を2016年からアーティスト・イン・レジデンスの場所として活用している。とても快適。タイルも手すりもほぼ100年前のもの。コモンスペースには今は使われていないけれど暖炉もある。

夜のミーティングまでしばらくPCに向かう間、聴いたことのない南国の鳥の声がずっと聞こえている(多分鳥だと思うんだけど)。声だけ聴いていると、とても大きい鳥のような気がする。

窓を開けていると、香港のB級グルメの香りが入ってくる。ああ、香港の匂い。

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移動の機内では、読みかけたままになっていた福嶋亮大+張或暋『辺境の思想 日本と香港から考える』と、『大島生活誌ウプシ』を読み終える。加えて、グループであがっているキーイメージを思い返す。宮古島での2週間の経験からこうして香港へ。まさに私たちが移動体となって再会していることの面白さを考えてみる。なんでなんだろう。明日からのディスカッションにしばし耳を傾ける機内。

 

夜、広東オペラに出演しているBoさん以外のメンバーが集まる。Steve、Fei、昨日香港入りした阿児ちゃん、到着したばかりの塚原さん。そして今回のオーガナイザーのWKCDのエレインとテミ、V54のオリオさんと、ジャックさん。

ミーティングののち、近くの市場の2階にあるフードコートへ。甘さと辛さの香港フードが久々に体に染み入りますね。ニンニクとオイスターソース。久々に聞く広東語の歌うような言葉が耳に心地いい。

 

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さて、今日はこのくらいにして、明日から短期間の香港生活とクリエイション。2週間の贅沢宮古島滞在から何を<TRA・DIT・ION=超えて・与えられる・もの>するのかしないのか。

「消えていく言語」と「アジアの身体」2つのキーワードから始まった今年度のクリエイションがいよいよ始まります。

主催:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

平成30年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業